虫食いで覚えるコツ
2026年8月26日
教科書やノートの文章を、そのまま虫食いにして覚える方法です。選択肢を作らなくていいので、 用語・年号・定義・手順のように「思い出せるかどうか」が勝負になるものに向いています。 ここでは、実際に作るときにつまずきやすいところを順に書きます。
1. 隠すのは「思い出したい語」だけ
迷ったら、その文で自分が試験に問われる語を隠してください。文章を読めば 意味が通るのに、その語だけが出てこない——という状態が作れれば成功です。
- 用語・人名・地名:もっとも素直な対象です
- 数値:年号、温度、割合。前後の単位は隠さないほうが手がかりになります
- 因果の「なぜ」の部分:「〜のため」「〜によって」の中身。用語より難しく、 理解しているかがはっきり出ます
逆に、隠しても答えが一意に決まらない語(「また」「その後」など)は隠さないでください。 正解が複数ありうる虫食いは、答え合わせのたびに気が散ります。
2. 1文に1〜2か所まで
隠しすぎると、文章そのものが読めなくなり、意味から思い出す手がかりが消えます。 目安は1文につき1〜2か所。同じ内容を何度も解くつもりなら、 最初は少なめに隠し、埋められるようになってから増やすほうが続きます。
作りすぎない目安。 1つの虫食い問題は、画面をスクロールせずに読める長さ(教科書の1段落ぶん)が扱いやすいです。 長い章をまるごと1問にすると、途中で集中が切れ、やり直すときも重くなります。
3. 同じ語をまとめて隠す
文章の中で同じ用語が何度も出てくるときは、1つ選んで「同じ語をすべて隠す」を押すと、 文章全体の同じ語が一度に隠れます。1つずつ選ぶ手間が消えるので、 長い文章を貼り付けたときはこれが早いです。
押すと、2つのことを聞かれます。どちらも後から選び直せます。
- 番号の付け方:「連番」は1か所ずつ別の番号。「同じ番号」はどこも同じ番号になり、 同じ語が入ると分かる形になります
- 開き方:「ふつう」は1か所ずつ開きます。「まとめて開く」は 1か所開くと同じ語がすべて開くので、答え合わせが1回で済みます
用語を覚えたいときは「同じ番号+まとめて開く」、 出てくる場所ごとに思い出したいときは「連番+ふつう」が向いています。
スマートフォンやタブレットで文字を選びにくいときは、入力しながら
[[ ]] で囲む方法もあります。光合成は[[葉緑体]]で行われる
のように書くと、閉じた時点で括弧が消え、その語が隠す箇所になります。
4. 番号を振ると順番に埋められる
手順や分類のように「順序に意味があるもの」は、行の先頭に番号を振っておくと復習しやすくなります。
quizmake の虫食い編集画面には 1. (1) ① の3種類があり、
Enter を押すと次の番号が自動で続きます。番号だけの行で Enter を押せば、そこで番号は終わります。
長い行が折り返したときは、2行目以降が本文の先頭に揃います。 番号の下に文字が回り込まないので、どこからどこまでが1項目なのかが目で追えます。
5. ○✕を付けて、間違えたところだけ繰り返す
虫食いは自動では採点しません。答えが自由記述だからです。その代わり、 自分で印を付けられます。
- マーカーを押して中身を見る
- 合っていたらもう一度押す(緑・○)
- 間違えていたら右クリック(スマホは長押し)で赤・✕
- 「誤答だけやり直す」を押すと、✕を付けた箇所だけがもう一度隠れます
全部を繰り返すより、この方法のほうが速く終わります。演習の最後の画面では、 ✕が付いた問題だけをもう一度解き直すこともできます。
6. 口に出す・書く
画面の上で「たぶん分かる」と思っても、実際には出てこないことがあります。 マーカーを押す前に、声に出すか、紙に書くようにすると、 思い出せたかどうかが正直に分かります。○✕の精度が上がり、繰り返す回数も減ります。
作った虫食いは配れます
作った問題は、グループごとにファイルへ書き出して渡せます。受け取った側は読み込むだけで、 同じ虫食いをそのまま使えます(アカウントは要りません)。詳しくは 使い方をご覧ください。